All-on-4
オール・オン4の臨床ソリューションは、骨吸収の著しい無歯顎のケースにおいても、利用可能な骨を最大限に活用することで、骨移植することなく即時負荷を実現させるために開発されました。
オールオンフォーは「ノーベルガイドシステム」導入医院でだけ可能です
オールオンフォー(またはオールオンシックス)は、CTスキャンに基づく3Dシミュレーションでインプラントの埋入位置を決定。
そのデータから精密なガイド（サージカルテンプレート）を作製することで、正確な施術を可能にします。このとき、歯肉を切開することはありませんので傷口は必要最小限なものとなります。
これらの手術は、ノーベルバイオケア社のシステムを導入しているクリニックだけが行うことができます。
多くのインプラントを埋め込むことなく、すべての人工歯を支える治療
総入れ歯をお使いになっているなど、多くの歯が失われている方の場合、通常のインプラント治療では大量のインプラントを埋め込む必要があります。
また大抵の場合は長期にわたって歯がない状態が続いているため、顎の骨が痩せていて埋入に必要な骨造成を大規模に行わねばなりませんでした。
しかしオールオンフォー（All on 4）は、必要最小限のインプラント体を骨質の強い部位にバランスよく配置することで、すべての人工歯を効率よく固定することができます。
埋入手術が少なくすむのでコストを比較的おさえられますし、また切開や粘膜剥離を行わないので手術時の負担が大きく軽減され、さらに「手術したその日から通常の生活が送れる」のがメリットです。
また4本の埋入では強度に不安がある場合には、利点はそのままに強度をアップさせるオールオンシックス（All on 6）もお選びいただけます。
- インプラントを4(または6)本だけ埋入するので、治療が早くすみます
- 手術による腫れや出血がほとんどなく、身体への負担は大きく軽減します
- オプションになりますが、手術当日に義歯ができるので、その日から「噛む」ことができます
無歯顎患者様の為の、優れた治療コンセプト
必要なインプラントは最少４本
オール・オン4の治療コンセプトは、無歯顎患者様に即時負荷のフルアーチの補綴物を装着する為に開発されたものです。使用するインプラントは最少4本で2本を前歯部に垂直に、2本を臼歯部に最大45°の角度で埋入します。
臼歯部の2本のインプラントを傾斜し充分な長さのインプラントを埋入することで、骨とインプラントの接触面が大きくなる為、骨量が少なくても適した骨支持を得ることできます。また、上顎にインプラントを傾斜埋入することで、前歯部の状態の良い骨へ固定することができ、また、上顎洞壁及び鼻腔底の皮質骨へのバイコーティカル（両側皮質骨貫通）な固定も得られます。
臼歯部のインプラントを傾斜埋入することで、下顎神経や上顎洞などの生体組織を避けやすくなります。その為、顎堤頂に沿ってインプラントを配置しやすくなり、負荷の分散を図ることができ、最大で12本の歯の最終補綴物を装着することができます。
