サイナスリフトとは異なる手順で骨量を回復させます
ソケットリフトは、サイナスリフトと同様に上顎が薄くなってインプラント治療ができない場合に用いる方法です。
上顎の骨をずらして人工骨を充填しますが、サイナスリフトよりも傷口が小さいので痛みや腫れも少なく、身体への負担が軽く済みます。
ただし患者さまの上顎洞の状況などによって適用に制限があり、また施術が手探りになってしまうというデメリットもあります。
治療の流れ
1.歯槽骨に穴をあける
インプラントを埋入する位置にドリルで穴をあけます。このとき、1mmの厚みを残した穴にしておかなければなりません。
2、粘膜を持ち上げて骨を入れる
薄い粘膜を破らないよう注意しながら、専用器具(マレット)を使って軽く叩きながら粘膜を持ち上げます。持ち上げた部位に少しずつ移植骨を入れます。
3.インプラント体の埋入
十分なスペースが出来上がれば、インプラントのネジ部(フィクスチャー)を埋入し、そのままの状態で安定するのを待ってからインプラント治療を再開します。